
「肩甲骨」というフレーズは身体のパーツでは、聞き馴染みのある言葉ではないでしょうか?
肩甲骨は「骨」なのですが、背中に羽が生えているように2つ付いてるのが特徴です。
その骨は、どんな役割をしていて、音楽家にどのような影響をもたらすのでしょうか?
今回は、「肩甲骨」について、詳しく解説していきますね!
まず、肩甲骨の役割は、肩甲骨を動かすことで腕の動きと連動したり、また肩の上下運動や背中を引き寄せるなどの動作で使われます。
そんな肩甲骨ですが、音楽家にはどのように関係するのでしょうか?
- 楽器を持ったり、支える時
- 鍵盤や打楽器を叩くとき
- 姿勢の保持
- 呼吸筋の補助
などが主に関係するのではないかと思います。
つまり、どの音楽動作の際にも肩甲骨は使われているということになりますね!
では、さっそく肩甲骨の構造について、詳しく見ていきましょう!
肩甲骨は、背中の上部にある逆三角形をした大きな2つの骨です。
肩甲骨は上腕骨(腕の骨)と関節を介してつながっていて(肩関節)、腕を上下や前後など様々な方向に動かす運動と連動しています。
また、肋骨の上に被さるようにありますが、この骨と骨はつながってはおらず、こちらも関節があります(肩甲胸郭関節)。
さらに、鎖骨ともつながっています!(肩鎖関節)
これらの関節により肩甲骨は、安定しながら自由に動くことが可能となります。(もちろん筋肉や靭帯などその他の組織のサポートあってのことですが)
肩甲骨の位置の目安は背骨のラインを目安にすることが多いです。
ちなみに、肩甲骨のそれぞれの名称はこちら。
このように少し複雑な構造ですが、だからこそ複雑な動きを可能にするというわけですね!
そして、肩甲骨の周りには多くの筋肉があるのですが(細かくは今回は割愛します)、それらの柔軟性や機能性が低下することで、筋肉や肩関節などの機能性が低下し、炎症などが起きることで痛みの原因になることがあります。
例えば、四十肩や五十肩(正式名称は肩関節周囲炎)などにつながることも、、、
痛みが出ると、演奏パフォーマンスの低下につながりますから、日々のケアがとても大切になります。
まずは、ご自身の肩甲骨がしっかり動くのか、腕を大きく動かしたり(下左図)、結帯(けったい)動作(下右図)などを行ってみて、左右差や動きにくさなどを確認してみてくださいね!(あくまで目安に!)
ストレッチやケアなどは、また別の機会に解説しますね!
AK.Music Body Conditioning Academy
西中あやか
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