
こんにちは!AK.Musicトレーナーの西中です!
今回は、肩の関節可動域について解説したいと思います!
肩関節については、肩甲骨の構造の章で書かせていただいていますので、詳しくはそちらをご覧いただければと思います。
まず、関節の中でも自由度が高く、動かせる範囲が大きいのが特徴なのが「肩関節」です。
肩関節が動くということは、「腕」が動くということ。
肩関節とは肩甲骨と上腕骨を繋いでいる部分で健康上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)という関節のことを指しますが、周囲には肩甲骨と鎖骨で構成されている肩鎖関節(けんさかんせつ)や胸骨と鎖骨で構成されている胸鎖関節(きょうさかんせつ)あぢがあり、これら複数の関節が助け合いながら腕を動かしています。(もちろん、筋肉もたくさんついていますよ!)
そのため、肩甲骨の動きが悪かったり、鎖骨や胸骨の位置が姿勢不良などにより変化があれば、肩関節の動きにも影響が出る可能性があるのです。
では、関節や筋肉などに問題がない場合、どれくらいの範囲で動くことが可能なのでしょうか?
<参考可動域>
- 屈曲(上腕を正面に上げる):0〜180°
- 伸展(上腕を後方に上げる):0〜50°
- 外転(上腕を外側に広げて上げる):0〜180°
- 内転(上腕を内側に動かす):0°
- 外旋(上腕を外側に捻る):0〜60°
- 内旋(上腕を内側に捻る):0〜80°
- 水平屈曲(腕を横に伸ばしたまま前方へ):0〜135°
- 水平伸展(腕を横に伸ばしたまま後方へ):0〜30°
これくらいの可動域を目安にしていただくと良いかと思います。
では、この可動域が出ない場合、どのような問題があるのでしょうか?
可動域が出ない場合は、様々な原因が考えられるため、一概には申し上げられませんが、多くは肩関節に何かしらのトラブルが起きてしまうと腕が上がらなくなるということです。
代表的なものに、肩関節周囲炎などがありますが、いわゆる「四十肩・五十肩」と言われるものです。
例えば、肩こりは病気ではありませんが、悪化すると肩周囲の筋肉の緊張が高くなったり、伸張性が低下することで関節可動域が低下して、炎症などが起きる場合もあります。
まずは、ご自身でどれくらい肩関節が動くのかをチェックしてみると良いでしょう。
演奏時には大きく肩関節を動かすことは少ないため、機能低下に気づかずにある日痛みが出ることもあります。
音楽家だからそれほど腕は大きく動かなくて良いというのは大きな間違いで、痛みが出てパフォーマンスの低下につながる前に、しっかりと日頃からケアをしておきましょう!
AK.Music Body Conditioning Academy
西中あやか
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