膝関節・足部身体機能・解剖学

膝関節の構造

膝関節・足部

膝(ひざ)と聞くと、音楽家と関係あるの?と思われる方の方が多いのではないでしょうか?

一見関係のなさそうな膝でも、実は身体の重要な部分であり、音楽演奏時にも重要な役割をしてくれています。

少し馴染みがなく難しく感じるかもしれませんが、こんな関節もあるんだ〜と知っていただければ十分ではないかと思います。

まず、膝関節は演奏時どのようなタイミングで使われているのでしょうか?

例えば、

  • ドラムやピアノでペダルを踏むとき
  • 立奏や座奏でバランスやリズムを取るとき
  • マーチングでの歩行

などが主ではないでしょうか。

 

 

このように、普段は意識せずとも、多くの場面で膝関節を使って演奏をしています。

 

具体的に、膝関節の動きを見ていくと

  • 曲げる(屈曲)
  • 伸ばす(伸展)
  • 内にねじる(下腿内旋)
  • 外にねじる(下腿外旋)

などの、4方向に動きます。

さらに、詳しい構造を見ていくと、膝関節は大腿骨(だいたいこつ)と言われる太ももの骨と、脛骨(けいこつ)と言われるひざ下の骨の間の関節のことを指し、その関節を覆い被さるようにある逆三角形の骨が膝蓋骨(しつがいこつ)というひざの骨で、お皿と言われることが多い骨です。

これらを合わせて一般的に「ひざ」と言われます。

さらに、関節の間には衝撃を吸収するためのクッション材となる半月板があったり、骨を覆う軟骨や関節を守るための靭帯が多く存在しています。

それほど体重や衝撃などの影響を受けやすい膝関節ですが、どのような影響が生じるかというと、例えば膝をはじめとした下半身の骨のアライメント不良によるO脚やX脚などの「歪み」や、長期的な関節へのストレスなどによって引き起こされる骨の変形、スポーツなどでの靭帯の「損傷」や「炎症」などによる痛みなどがあります。

楽器を座って演奏しているだけでは、膝にストレスや炎症が起きることは考えられにくいですが、マーチングなどでの無理な動作によるストレスや、日常生活での姿勢や歩行などの癖によって膝の状態が悪化することで、例えばアライメント不良により演奏フォームが取りにくくなったり、長時間の立奏が膝痛により困難になる、ということは十分に考えられるのではないでしょうか?

また、安定した音を出すためには、身体が安定している必要があるわけですが、身体全体のバランスをとるためにも膝の状態が良好であることが理想になります。

音楽家にとって下半身の状態は一見関係のないように感じる部分ですが、とても大切な部分ですので、ぜひ覚えておいていただければと思います!

 

 

AK.Music Body Conditioning Academy

西中あやか

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