股関節身体機能・解剖学

股関節の構造

股関節

皆さんは股関節の正しい位置がどのあたりだと想像しますか?

「股(また)のあたり」とイメージする人の多い関節ですが、正しい場所は股よりもう少しだけ上!になります。

脚(あし)の付け根となるのが股関節なのですが、音楽家にはどのような影響があるのでしょうか?

今回は、股関節の構造について解説します!

股関節は非常に大きな関節なのですが、その役割は「歩く」「立つ」「しゃがむ」などの動作や「体重を支える」などが主になります。

音楽家の場合は、

  • 座奏、立奏での体重を支え、バランスをとる
  • マーチングでの歩行

などに大きく影響するのではないかと思います。

つまり、とても重要な関節なのですが、音楽をしている上ではあまり意識していない身体の場所ではないでしょうか?

今回は、一見音楽とは関係なさそうだけれど、実はとても大切な役割をしている「股関節」の構造について、詳しく見ていきましょう!

 

まず、股関節というのは「関節」です。

骨盤の一部である寛骨と太ももの骨である大腿骨の関節で、

寛骨臼(かんこつきゅう)という寛骨の凹んでいる箇所に、大腿骨頭(だいたいこっとう)という太ももの骨の一番先端(近位部)がハマっています。

横からみるとこんな感じです。

このように、大腿骨頭は丸く、手のひらでボールを包み込んでいるような形状から、股関節は自由度が高く、大きな動きを可能としています。

その分、不安定でもあるため、股関節の周りには筋肉や靭帯がたくさんあり、股関節をサポートしてくれています。

一方で、骨盤(上半身)や脚部(下半身)の影響を受けやすいため、姿勢が悪かったり、歩き方が悪い場合、また体重増加や加齢などが影響で股関節のアライメントが悪くなり、例えばO脚やX脚などになったり、股関節が変形してしまう変形性股関節症などの原因にもつながります。

また、股関節周囲の筋肉の柔軟性が低下することは、股関節の動きに制限をかけてしまうため、例えば骨盤や背骨などが代わりに動くことで、腰痛につながってしまうこともあり、それらが音楽パフォーマンスの低下につながってしまう可能性もあるでしょう。

このように、股関節は想像以上に音楽家には大切な部分になりますので、ぜひ覚えておいてくださいね!

また、座奏時やマーチングの際に股関節の位置や動きをイメージしてみると、動きやバランスが安定するかもしれませんね!

 

 

 

 

AK.Music Body Conditioning Academy

西中あやか

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