
こんにちは!AK.Musicトレーナーの西中です!
音楽家に身近な身体の部分でもある「顎関節(がくかんせつ)。
私自身、顎関節の痛みや不安感に悩む音楽家をたくさん知っています。
では、そもそも顎関節とはどんな構造で、なぜ音楽家に痛みを伴いやすいのでしょうか?
解剖学的な観点から、顎関節の構造を見ていきましょう!
まずは、曖昧になりやすい「顎骨と顎関節」から顎関節について解説していきたいと思います!
- 顎骨は「骨」であり、顎関節は「関節」です。
つまり「顎関節」とは、筋肉でも骨でもなく、骨と骨をつないでいる部分です。
顎骨は上顎と下顎があり、それらをつないでいるのが「顎関節」なわけですが、その間には関節円板があり、クッションの役割をしています。
関節円板があるおかげで、私たちは顎を滑らかに動かすことができます。
顎関節の動きは複雑で、前後、左右、上下に動かすことが出来る、非常に自由度の高い関節となっています。
日常動作では「噛む」「話す」時などに使われることが多く、スポーツ選手やダンサー、重労働作業を行う人は「くいしばる」動作を行うことも多いです。
では、音楽家はどうでしょうか?
例えば、
- 大きく口を明けて「歌う」
- マウスピースを咥えて、または当てて「吹く」
- バイオリンなどを顎で「挟む」
などで顎を使用することが多いのではないでしょうか?
実際にこの3つで共通することは「顎への負担が過度」であるということ。
また、音楽家は日々の長時間の練習により、長年顎関節及び周囲の筋肉に負担がかかっているため、顎関節を痛める「顎関節症」へのリスクが高まります。
顎関節症についての詳しい内容は、今回は記載しませんが、顎関節への負担軽減が音楽家にとって大切であることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
また、「演奏での負担」とは別に「姿勢」による顎関節の位置がズレることによっても、顎関節への負担は増加するのではないかと考えています。
例えば、ストレートネックなどのように顔全体が前方に突出した場合は、上顎と下顎のポジションにも変化が出るでしょうから、このような場合も顎への負担は増加する可能性が考えられます。
- 音楽家に演奏による顎関節への負担
- 姿勢不良による顎関節への負担
これらは、エビデンスなどがほとんどないため、あくまで私の考えと経験によるものですので、参考程度に受け取っていただければ幸いです。
音楽家の方は、顎の負担を減らすために顎周りの筋肉のストレッチやマッサージなどや、演奏フォームの見直し、姿勢不良の改善などを行ってみてはいかがでしょうか?
AK.Music Body Conditioning Academy
西中あやか
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