
骨盤は上半身と下半身の間に位置し、座り方、立ち方、歩き方などの姿勢が悪いと骨盤の位置や状態も悪くなり、結果、演奏パフォーマンスの低下につながります。
重要な働きをする骨盤には多くの筋肉や靭帯なども付着しているのですが、今回はそれらの土台となる骨盤の「骨」について解説をします!
まず、骨盤の役割は
- 上半身を支える
- 上半身と下半身のバランスをとる
- 座る時に身体を支える
- 歩行をサポートする
- 内臓を守る
などがあり、音楽家の演奏では
- 座って演奏する時
- 立って演奏する時
- マーチングなど歩行しながら演奏する時
- ブレスを行う時
などの動作に関係します。(基本的に演奏時は常に影響しますね!)
骨盤はイラストのような形をしているわけですが、中央にある「仙骨」とその下にある「尾骨」、そして左右にある「寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)」という骨で構成されています。
また、骨盤は男女で若干形状が異なります。
話は戻り、それらの骨の間には「関節」があり、仙骨に対して寛骨が(もしくはその逆)動くことで若干ではありますが動きを伴います。
そのため、姿勢や動作不良など原因で骨盤のアライメントが崩れてしまうことがあるのですが(歪み)、そもそも「骨盤の歪み」とはどのような状態のことを指すのでしょうか?
- 仙骨に対して寛骨の位置がニュートラルから移動した状態
- 背骨(脊柱)もしくは股関節に対して骨盤が前後に過度に傾いた状態
基本的に歪みが起きた場合、どちらの状態にも陥ります。
このように骨盤の状態がニュートラルではない場合に、音楽家の演奏にさまざまな影響が生じるわけですが、
- 姿勢が悪い
- 体幹が安定しにくい
- ブレスがしにくい
- 肩こりや腰痛がある
- 左右どちらかに重心がかかってしまう
- マーチングなでどで歩き方が気になる
などの悩みがある方は、骨盤の歪みが原因の一つとしてあるかもしれません。
だからと言ってむやみやたらに骨盤矯正を受けることはおすすめしません。
まずは、自身は本当に骨盤が歪んでいるのか?どのように歪んでいるのか?この辺りを知ることが大切であり、原因によって対処は異なるからです。
また、良く耳にする妊娠時の骨盤の広がりは、産後ある程度戻ります。
もし、戻らないのであれば、それは産前産後の身体の使い方や、筋力・柔軟性の低下などが原因としてあるかもしれません。
いずれにせよ、骨盤はとても繊細なため、独自で判断せず悩んだ方は専門家に相談しましょう!
AK.Music Body Conditioning Academy
西中あやか
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